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2018/03/05

虫歯菌はどこからくるのか?

前回お話しした内容からかなり時間が経ってしまいましたが、今回はお子様の虫歯予防に関してお話ししたいと思います。


大切なお子様が「虫歯になりやすい体質」か「虫歯になりにくい体質」なのか、大体3歳ごろまでには決まってしまうということをご存知ですか?

口の中を虫歯にさせたくないと思うのは当たり前のことだと思います。
今回は虫歯体質はどの様に決まるのか?
その予防法についてもお話ししたいと思います。

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子供に虫歯菌が発生する理由は?

私たち、生まれたばかりの時はお口の中に虫歯の原因である虫歯菌はいません。

実は虫歯菌は人から人に感染するものであり、すなわちご両親や親族など身近な大人から感染することがほとんどなのです。

そのしくみは、コップやお箸などの食器の共有や、大人が噛んだものを与えたり、愛情表現のキスをしたりすることにより、大人の唾液がお子様の口の中に入り、虫歯菌が感染するのです。

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「感染の窓」を知っていますか?

虫歯菌は硬い組織に棲む性質があるため、お子さんのお口に虫歯菌がうつっても、歯がないときにはとどまることができません。

しかし歯が生えてきたときには、ここぞとばかりに定着を図るのです。

特に生後1歳7ヶ月から2歳7ヶ月の間に虫歯菌がお母さんお父さんまた身近な大人から感染すると、虫歯菌が口の中に住み続けます。
この生後1歳7ケ月から2歳7ヶ月の間はもっとも感染がしやすく、『感染の窓』と呼ばれてるので、とても注意が必要です。

遅かれ早かれ虫歯菌が移るのであれば、そんなに気にしなくても大丈夫なのでは?と思われるかもしれませんが、この感染の時期がとても重要なのです。


例えば、1歳で「虫歯菌」に感染した子供と、3歳で感染した子供では大きくなってから虫歯になる確率が違うのです。
これは歯がきちんと成長する前に感染するか、成長してから感染するのかの違いと言えます。
2歳7ケ月までに虫歯菌に感染しなければ、その後感染したとしても虫歯になりにくくなります。


とある大学の研究では
2歳までに虫歯菌の感染が無かった子供が4歳になった時の虫歯の本数がわずか0.3本でした。
一方で2歳までに虫歯菌の感染があった子供が4歳になったときは、虫歯の本数は、5本もありました。

虫歯の本数になんと16倍の差ができたのです。

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大人たちは何をすればよいのか?

ここまで聞くと少しげんなりしてしまうかもしれませんが、落ち込まずに聞いてください!!
私たち大人は実際には何をすれば良いのでしょうか?

その具体策をお伝えいたします。


大きく分け感染予防の対策は4つあります!


お母さんとお父さんが歯科医院で歯の虫歯治療とクリーニングをする

少なくともお子さんが歯が生え始めるころまでにはご両親の虫歯治療を済ませるのと、その後定期的にクリーニングする事、大人のお口から虫歯菌を減らしておくことが大切です。

しかも、これはお子さんの為だけでなく、ご自身の歯の寿命をのばすためにも一番重要ですね。

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お子さんと同じ箸やスプーン、食器を共有しない、咬み与えをしない

大人の唾液から虫歯菌が移るので、感染してしまうルートは食べ物をあらかじめ噛んでから赤ちゃんに与えてしまう、噛み与えや食事中のお箸やスプーンの共有です。

また、唾液からうつるとなると、キスをすることで赤ちゃんに虫歯菌が感染しまうのではと気になるかもしれません。
スキンシップのつもりが、虫歯の原因になったら心配ですよね。

赤ちゃんの頬にキスをしたり、スキンシップをする分にはうつることはありません。
ですが、お口へのキスですと唾液が入ってしまう心配があるので、なるべく控えるようにしてみましょう。

しかし、感染ルートをすべて遮断するのはかなり現実的には難しいですよね。
スキンシップなどはとても大切ですので、必要以上に止める必要はありませんよ!!

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砂糖が入った食べ物(おやつ)飲み物を控える

砂糖をたくさん取ってしまうと感染した虫歯菌が爆発的に増えてしまうのです。
そして増殖した虫歯菌にどんどん占領されていきます。

ですから、2歳半までの時期には、なるべく虫歯菌を口腔内に留まらせたくないので、砂糖を極力控えましょう。
特にジュースやアメは砂糖の供給時間が長くなるので、なるべくあげないようにしてください。

あと、だらだら食べ物を食べることも虫歯菌が増殖する原因になりますので、決まった時間に食べさせるように頑張ってみましょう。

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虫歯菌を減らす為のアプローチをする

実際には、キシリトール等を食べると言うことです。
ご両親のお口の中の虫歯菌が、キシリトールを食べる事によって減っていくのです。
もちろん一生続く訳ではないのですが、食べてる期間は虫歯菌を減らす事が出来ます。

ご両親のお口の中にいる虫歯菌を一時的でも減らす事が出来れば、お子さんに感染するリスクがとても下がります。
もちろん虫歯体質のお母さんお父さんであれば、継続的に食べる事でご自身の虫歯の発生も抑えられます。

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以上、虫歯体質にさせない理由や対策をお話ししてきましたが、最後にポイントだけおさらいします!

虫歯体質は3歳ごろまでに決定してしまい、その後変化する事はないということ。
そしてイス取り合戦のように、早く虫歯菌に感染すればするほど、その後の虫歯体質のリスクも高くなります。

感染を遅らせるには以下の予防をするのが効果的です。

①お母さん、お父さん虫歯の治療をして、虫歯菌の数を減らす。
②お箸や、スプーンの共有をしないで、感染を防ぐ
③お砂糖の入っている、飲食物をあげすぎない
④キシリトールを食べる

しかし、日々の家事や子育てで忙しく大変なご両親に100%この条件を守るのはとても難しいと思います。

それによりストレスを抱えてしまって元も子もないです。
まずは、お母さんお父さんにどうして虫歯になるのか?をしっかり知ってもらう事が大切だと私たちは思っております。

その上で、ご家族で出来るところから少しずつトライしてみて頂ければ嬉しいです。

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子供は一度「虫歯菌」に感染してしまうと、そこから虫歯になりやすくなります。
きちんと防げるものは防いでいきたいですよね!!

大人が持っている虫歯菌を子供たちに感染させないためにも、大人の「だ液」をうつさないように少しだけ心がけてみてください。

子供たちが将来、虫歯で悩まないようにしてあげましょう。
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2018/03/01

3月の休診日のお知らせ

3月の休診日のお知らせです。





毎週月曜日と金曜日がお休みになります。


4日(日)はDr.中澤のみお休みとなります。

25日(日)は院長のみお休みとなります。



小児矯正のお知らせ

2月の小児矯正は

7日(水)、10日(土)、14日(水)、24日(土)、28日(水)

以上となります。


小児矯正の無料相談は随時受け付けていますのでお問い合わせくださいませ☆

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